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ひとりよがり出張版「王立宇宙軍 オネアミスの翼」-アニメ-
ひとりよがり出張版「王立宇宙軍 オネアミスの翼」-アニメ-
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
製作年:1987/製作国:日本/監督:山賀博之/プロデューサー:末吉博彦、井上博明/企画:岡田斗司夫、渡辺繁
声の出演:森本レオ、弥生みつき、村田彩、曽我部和恭
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」です。
アニメ駄目な人ごめんなさい。どうも日本人のアニメ駄目な人の話は、アニメが駄目なんじゃなくてアニメ・イコール・オタク・イコール・めがねでぶきたないかみぶくろなのよね。作品を評価して駄目だと言っている人っていないのよね。いわゆる食わず嫌いが多いのかな。
海外ではすごく評価されているのに。いい作品いっぱいあるのに。下手な洋画よりおもしろいのいっぱいあるのにとっても残念です。宮崎駿だけがおもしろい作品じゃないのに。
そこで「王立宇宙軍 オネアミスの翼」。たぶん普通の人は知らないので改めて紹介。
架空世界の話です。世界観はヨーロッパ。というよりロシアです。異国文化ぷんぷんの世界です。
そして主人公の声は「森本レオ」です。けだるさ一杯です。「機関車トーマス」のナレーションです。
だぶります。わたし。あの声になれるのに結構時間がかかりました。なれるまでこの作品を見ているのもすごいことです。それだけよくできていると思うのですが。気に入るととことん観まくるのよねぇ。いいものは何回観てもいいのです。
さて「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の舞台オネアミス王国には、宇宙軍があります。十数名の隊員しかいない軍隊です。なにしろ軍隊と言っても目的は戦争ではなくて「宇宙へ行こうっ」なのですから。この物語の基本はアメリカの有人ロケットの打ち上げを思いっきり参考にして作られているので、宇宙に行くまでの過程はホントよくできています。
ドラマは「森本レオ」の声の主人公の成長物語です。よくできています。素人とは思えません。なぜかというとこれを作ったのは、当時まだプロと呼ぶにはおこがましいセミプロ集団が作ったのです。名前の売れていない人たちで作られたのです。オタクの間では有名でしたが。そんな連中に金を出すバンダイもすごいとおもいます。なにしろこの作品、日本に先駆けてアメリカのチャイニーズシアターでプレミア試写をやっているのです。はじめから世界を相手にしていたのですねぇ。いわゆる「ジャパニメーション」のはしりのひとつです。
日本での興行は失敗しました。当たり前のような気もしますが、売れた作品がいい作品、売れない作品は悪い作品。ではないのです。
「森本レオ」の声の主人公は、一人の少女と出会い宇宙に行く決心をし、その少女によって宇宙へ行くことへ疑問を持ち、そして宇宙へ旅立っていくのです。
ラストはあの名作「
2001年宇宙への旅
」を彷彿とさせます。こうして書いていて思うのですが、なにがお薦めなんだろう。これがすごい、あれがすごいがない。う〜んこまった。売りがない。だから興行的に失敗するのだ。なんとなく分かった。
制作はあの「
新世紀エヴァンゲリオ
」を制作したガイナックス。わたしの記憶によるとこの映画を作るために作った会社なのです。その前身はゼネプロといって自主映画などを作っていました。この当時の自主映画は、すごいです。わたしも大学の時に一本作っていますが、彼らの影響をすごく受けました。この話は、次号にでも。
だいたい「宇宙へ行こう」なんていう題材が売れない。興味がわかない。おもしろくない。洋画などであるのは、すべて事実を元にしているからみんな見に行くのだ。架空世界の架空の話じゃ、苦労は感じないからね。嘘臭くなるだけ。
でもおもしろい。最後までちゃんと見れる。途中で眠たくなる映画が多い中で、とっても貴重です。唯一眠くなるのは「森本レオ」だけ。なれてしまった今では、「森本レオ」以外考えられないけど。
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