イメージしていたのとは、違ったなぁ、というのが見終わったときの感想かな。
まぁ、観ているときから、あぁ、こんな感じのものだったんだぁ、と思いながら観ていたから、ラストでどうのこうのという印象をもったわけではありません。
藤原千代子という女優の生涯を本人が語るというカタチで物語が進んでいくんですね。
それも初恋の男の話を中心に。
今敏監督の前作「パーフェクトブルー」に比べれば、すごく普通の何でもない映画です。
アニメである必要性もないほどの物語です。
ただ実写よりは、制作費が安くクオリティの高い作品が作れるからアニメになったという感じです。
アニメであることを意識しているからなのか分かりませんが、演出のギミックはちょっとやりすぎだよなぁと感じますね。
まぁ、劇中劇ぽく見せたかったというのもあるんでしょうが。
アチキとしては、もっとミステリアスな部分があっても良かったと思うし、もっとどろどろとしたある意味三流週刊誌的なゴシップ風の芸能生活にしても良かったような気がするんだよね。
望まずに女優になって、望まずに有名になって、その中で、いつしか水に染まっていって、みたいな感じで
ファンタシーに仕上げるわけでもなく、無意味に抽象的な部分を見せているあたりが、ちょっと鼻につくけど、初見は楽しく観ることができました。
二回、三回と楽しめるかが個人的な好みになってくるかなぁ、って感じです。
たぶん誰もが、一回は観て楽しめると思います。
それなりに物語のひきもありますから。
クオリティも高いし。
でも、やっぱりあそこまでやるんだったら思い切って虚構を作り上げてしまっても良かったような気がするし。
それはやりたくなく、できるだけ普通に見せたかったのならもっと正々堂々と真っ正面から作り上げていっても良かったのではないかな。
それこそ、ミステリアスな部分を残すことなく、千代子の生涯をしっかり描ききっても良い作品になったと思うんだよね。
まだ見ていない人は、是非観て欲しい作品ではあります。
今敏監督の「パーフェクトブルー」よりもいい作品だと思いますし。
今度は、もっと純粋なラブストーリーモノを作って欲しいなぁ、と思うのはアチキだけでしょうかね。
今監督には、それを作るだけの力量はあると思うんだよねぇ。
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