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――第二章 「ベリーハード」
私は、いつものようにハンターたちが集まるロビーへと向かう。
何故か、今日は人が少ない。
時間が悪かったのか。
それとも日が悪かったのか。
いくつかのロビーを渡り歩く。
やっぱり人が少ない。
今までであった仲間たちが来ていないか、ギルドカードを使って検索する。
ひとりいた。
ROD(仮名)さんだ。
しかし、すでにラグオルに降りて戦いの真っ最中だった。
ようやく、人が集まっているロビーを見つけ、冒険の仲間を捜し回る。
このロビーには、私よりもレベルの高い人がいっぱいいる。
私など相手にしてくれるのだろうか。
仲間を集めるため、ロビー内を走り回っていると、次々と一緒に行ってくれる仲間が集まってきた。
あっという間にメンバー四人が揃う。
でもみんな私よりもレベルが十以上も上だ。
ハニュエールのマーサ(匿名)。
フォマールのティナ(匿名)。
フォマールのリサ(匿名)。
そして、わたしハニュエールのKIRIKO。
わぁお、女性だけのチームだ。
まずは、ギルドにチーム登録を行う。
いつものように。
「みんなの色は」マーサ。
「ピンク」ティナ。
「オレンジ」私。
「あお」リサ。
マーサが聞いたのは、セクションIDの種類のことだ。
「じゃ、ピンクにしよう」マーサ。
「あーい」ティナ。
「チーム名は?」ティナ。
「なんでも」マーサ。
「おまかせ」私。
「じゃ、『おまかせ』にします」ティナ。
なんとも安易な。
しかし、私も人のことは言えない。
「どーも」「どーぞ」「ぱおぱお」「ぱちぱち」
「いらっしゃい」「しーまん」
私も今までつけてきたチーム名を思い出す。
「……」私。
「レベルはベリーハードね」ティナ。
やっぱり。この人たちのレベルは、そうなのよね。
ついていけるかとっても不安。
「ベリーハードはちょっときついです」私。
「KIRIKOは58か」マーサ。
「つらいかもね」マーサ。
「ベリーハードの方がはやくレベルが上がるよ」ティナ。
私は、しばらく考えてから答えた。
「たすけてね」私。
「もちろん!」ティナ。
ティナ優しい。
ティナは、早速ギルドカウンターに行きチーム登録を済ませ、待ち合わせロビーを後にした。
すぐにリサ、わたしとつづき、最後にマーサが転送した。
この時の私には、この後の過酷な運命を知る事はなかった。
――つづく。
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