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『駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚』icon

すごいお題ですねぇ。
このお題を見て今回の内容を当てた人は、マニアですねぇ。「ひとりよがり」の読者には絶対いませんねぇ。

以外と「ひとりよがり」の読者はマニアほとんどいないんですよ。

やっぱり著者がマニアじゃないからなぁ。

本当は、もう少しましなタイトルだったのを、急遽変更しました。なんかいつもいつもいつもいつもパターンが一緒だとつまんないので。

実は、今回のタイトルは「タクティクスオウガ」というゲームのカオス編の第三章のタイトルなのです。すごいタイトルですねぇ。

このゲームの各章につけられたタイトルはとっても素敵です。

カオス編。
第一章 僕にその手を汚せというのか
第二章 思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから
第三章 駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚
第四章 手をとりあって

ロウ編。
第一章と四章は同じタイトルです。
第二章 誰も僕を責めることはできない
第三章 欺き欺かれて

そしてニュートラル編には「すくいきれないもの」なんていうタイトルがあるのです。

で、「タクティクスオウガ」ですが、コレはシミュレーションロールプレイングゲームです。シミュレーションとロールプレイングの要素が合体したゲームです。

な〜〜んか、難しそうと思っている方、正解です。

難しいです。初心者には、チト辛いです。でもロールプレイングゲームをやったことがある人なら大丈夫。

で、「タクティクスオウガ」ですが、ゲームタイトルと章のタイトルだけではどんな内容か分からないと思うので、かる〜〜〜く説明を。それも基本的なことだけ。

オウガバトルサガ。
ある世界の歴史を語るシリーズのゲームとしては、第二弾にあたるのが「タクティクスオウガ」です。

そして、この壮大なストーリーの主人公の名は「デニム」。主人公の姉「カチュア」。主人公の友人「ヴァイス」。この三人を主軸に物語は語られていきます。

ヴァレリア島の民族紛争。まぁ、中世ヨーロッパの戦乱時代の感じかな。主人公たちは、ウォルスタ人をいじめるガルガスタン王国を倒すために港町(田舎)ゴリアテを拠点にゲリラ活動をおこなっていく。その後「ゴリアテの英雄」なんて呼ばれたりするのは主人公の常でしょう。そして、紆余曲折の末ヴァレリア島を統一するというお話です。

ゲームとしては、この紆余曲折の部分が根幹になって来るんですよ。
カオス(混沌)編、ロウ(法)編、ニュートラル(中立)編となっていますが、コレは主人公イコールプレイヤーの選択次第で変化していくのです。

そして、冒頭の方で説明した各章のタイトルは、主人公デニムの状況ないしは心情が現れているタイトルなのです。

すごいですよ、このゲームは。何しろストーリーが良くできている。ゲームが文化だ、映画を越えるエンタテインメントだ(いいすぎか。映画並の表現力か)なんていって騒いでいるのに大人が満足できるストーリーなんてほとんどないのが現状。どこぞの300万本売っているソフトメーカーの物語がサイコーなんていっている人は、ちょっとかわいそうです。

このゲームをプレイしている最中は、夢中でしたね。ストーリーも戦闘シーンも良くできている。何しろ人物描写がよく描けている。デニムと姉のカチュアとの確執、離反するシーンや、その後に来る死別ないしは、帯同するシーンなんて良くできています。そのシーンだけがいいのではないのです。それまでの描写が、うまいのです。弟思いの姉の心情を少ない言葉でうまく表現しているのです。だからこそ、ただのシーンが名シーンになり得るのです。

まぁ、実の姉弟ではないおちなんかも存在しますが。

ストーリーもそうですが、グラフィックもエエです。ストーリー、グラフィック、ミュージック、全てが高い次元で融合され、オウガバトルの世界を表現している。コレは映画でもなかなか出来ないことを、いとも簡単にやっているように見えるところがすごい。

ゲーム的なことをいうと、シミュレーションのバランスもいいし、操作性もいい。もともとスーパーファミコンのゲームとはとても思えないです。

私は、セガサターンでこのゲームをプレイしたのですが、キャスティングも違和感がないくらいはまっています。

300万本売れる会社のゲームを5800円だして買うくらいなら、私は「タクティクスオウガ」を薦めちゃいます。

タクティクスオウガには、しっかりとした世界が存在する。ビジュアルが綺麗で細部まで描かれている事ではない、世界とは人が(生物が)生きて生活していることである。それを見るものに感じさせることが出来るのは、やっぱりすごいことだと思う。

プレイしたことのある人の評価は、一様に高い。残念なのは、知名度が低く手にとってプレイした人が少ないこと。そして、ゲームであったこと。

別の表現媒体で見てみたい気にさせるゲームは、本当に珍しい。あっ、でも小説はいいや。だったら自分でプレイしたのを、小説風に「シーマンの観察日記」みたいにして書いた方が全然いいね。


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