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『ガタカ』icon―(洋画)―
原題:GATTACA/製作年:1997/製作国:アメリカ/監督:アンドリュー・ニコル/製作:ダニー・デヴィート
脚本:アンドリュー・ニコル/撮影:スワヴォミール・イジャック/音楽:マイケル・ナイマン
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、アラン・アーキン、ジュード・ロウ

映画です。おもしろいです。とってもすごい映画です。何がすごいって、予算がすごい。ちょーーー低予算。画面からこれでもかぁっ、と言うくらいお金がないのが感じられるすごい映画です。

SF映画なのに特撮らしい特撮がありません。「スター・ウォーズ」のような宇宙船のドンバチも「タイタニック」のような特撮もありません。ほんと金がないんだなぁ。

と誰もが見て感じることの映画です。

しかし、出ている人はすごいです。イーサン・ホークです。ユマ・サーマンです。この二人で制作費使い切ったのかと思うくらいです。それともこの二人ならセットでやすく使えたのかなぁ。

舞台となる「ガタカ」という場所も近未来風の建物で撮影されるのをはじめ、すべてがあり物を使っています。建物の中も、まぁ設定が近未来ですからいいのですが、未来世界らしいオブジェクトはあまりありません。

なにしろ未来世界の車は、お約束通り電気自動車なのですが、これがまたクラシックスタイルの車で、世界観には合っていていいのですが、イーサンに駐車場でバッテリーの充電をさせるシーンは見ていて悲しくなります。何が悲しいって、そういうシーンで説明してあげないと、電気自動車だっていうことがわかりにくいのよ。

あぁ、お金があったら「ブレードランナー」みたいな作品になったのに。

「お金がない」と思わせるシーンは、この映画の中には所狭しと矢継ぎ早に出てきます。僕の財布の中身と同じです。飾ることの出来ない事実です。あぁ、サマージャンボが当たっていたら、今頃は・・・・しくしくしく。

しかし、この映画「お金」はなくとも「愛」があります。そこが僕の財布と違うところです。シナリオが大変すばらしい。アメリカ映画お得意の「人種差別」がテーマなのですが、その「差別」がSF的設定なので「いやらしさ」を感じることがないのです。

演出もよく考えられています。「お金」があったら「ああしたい」「こうしたい」と思えるようなシーンはたくさんありますが、「お金がないからこうなった」的なチープなシーンは皆無です。一つ一つのシーンに意味があり、見逃すと「ガタカ」のおもしろさがどんどんスポイルされていくこと間違いなしの作りです。劇場で見たかったなぁ。

唯一残念なのは、イーサンとユマのベッドシーン。おっぱいが、ちちが、見えそうで見えない。もう少し「お金」がなかったら・・・・ベッドのシーツ代がなかったらユマのちちがみえたのにぃぃぃ。

あっ、金払って脱いでもらうということもできるのか。

う〜〜〜ん、やっぱり世の中金なのね。


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