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『ブレードランナー ディレクターズカット 最終版』icon―(洋画)―
原題:BLADE RUNNER THE DIRECTOR’S CUT/製作年:1992/製作国:アメリカ/香港/監督:リドリー・スコット/製作:マイケル・ディーリー
原作:フィリップ・K・ディック/脚本:ハンプトン・ファンチャー/撮影:ジョーダン・クローネンウェス
出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス

なんだ、意外と長いタイトルになったなぁ。
まっ、えぇか。

以前の「ブレードランナー」は「完全版」で、今回は「ディレクターズカット版」(「最終版」のことね)。

ビデオレンタルにいくと「ディレクターズカット版」しかなかったりする今日この頃。

よーするに、リドリー・スコットは、このディレクターズカット版こそ、自身が作りたかった「ブレードランナー」なのだと言いたいらしい。

まぁ、どっちでもいいけどね、私は。

基本的には変わっていないもの。

覚えている範囲で言うと「ユニコーン?白馬?が出てくる夢のシーン」「ラスト」このくらいかな。

あと細かく変わっていたようないないような。

忘れちゃいました。DVDで「ディレクターズカット版」が発売されたときに購入して、レーザーディスクで持っている「完全版」と見比べたりしたことはあったのですが、もー覚えていません。

何となく、細かいシーンで違ったところがあったような、なかったようなそんな感じです。

まぁ、細かいことはおいといて、大きく違った部分で話すと「白馬?ユニコーン?が出てくるシーン」ですが、これって「レジェンド」で撮ったフィルムを使用しているだろう、と思わせる無理矢理なシーンです。

なんでこんなシーンが入ったのかというと、たぶん、「夢」を見せたかったのではないかな、と。

だって原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」ですからね。

なんで、こんな事をするのかというと、劇場やビデオで見た人が、傑作だと言いながら感じてくれなかったことが一つだけありました。

それは、もしかして「デッカードってレプリカントなの?」っていう部分です。

この辺は、実際にビデオで見てくれれば分かると思います。

普通に見ていればそんな風には、なかなか読みとれません。

私自身、何十回と見ていて、そー思ったのは、数回見た後のことですから。
引っかかったのは、ピアノのまわりに張ってある写真を眺めるシーンです。

何の意味があるんだこれは?

と思ったのがきっかけでしたね。

普段は、こんなに一生懸命見ることはないのですが、ディテールに凝って、細かく作り込む監督の映画は、見れば見るほど発見があるので、何回も見てしまうのです。

で、問題のラストシーン。

ちなみに、この映画を見ようと思っていて、ラストを知りたくない人は、ここから先は読まないように。

と、いっても、ラストを、もとい内容を知っていても「ブレードランナー」は楽しめます。

ので、ラストシーンの話。

なんで、あんなところでカットするんだろうか?

確かに以前のラストシーンがベストだとは言えないかもしれないけど、これはちょっとなぁ。
余韻も何もあったもんじゃないよ。

私なんか、デッカードがレプリカントで、レプリカントのおねいちゃんレイチェルとの逃避行的ラストはけっこうお気に入りだったのです。

だって、いいよね。
人間世界に生きられない、作られた二人の愛の逃避行。

二人ともか、どうかは分かりませんが永遠の命を持つ二人の愛の逃避行。

感情が芽生えた、人間であって人間でない者の逃避行。

いやー、この先のドラマが見えるじゃないですか。

なのに「ディレクターズカット版」は、さぁ、逃げるぞっ、で終わってしまう。

そのあまりの唐突さに、はじめに見たときは開いた口がふさがりませんでしたよ。

映画会社から無理矢理ハッピーエンドにするべく付け加えられたシーンを、ばさっと切り落として「はい終了」はないよなぁ。

本当に、リドリー・スコットはあんな終わり方をはじめから考えていたのだろうか。

と、思ってしまうわけよ。

でもでもでもでも大好きですよ、私はこの映画が。

スター・ウォーズ」とどっちが好きかと言ったら、比べられません。

そんくらい好きです。

まぁ、比べている「スター・ウォーズ」をどのくらい好きか知らない人が多いので、もし150回までこの「ひとりよがり」が続くならその時にでも書いてみましょうかね。


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