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『ワイルドシングス』icon―(洋画)―
原題:WILD THINGS/製作年:1998/製作国:アメリカ/監督:ジョン・マクノートン/製作:ロドニー・ライバー/製作総指揮:ケヴィン・ベーコン
脚本:スティーヴン・ピータース/撮影:ジェフリー・L・キンボール
出演:ケヴィン・ベーコン、マット・ディロン、ネーヴ・キャンベル、テレサ・ラッセル

どんでん返しとは、大きく一回ひっくり返るから意外性があっていいのです。

これが何回も続くと、表の裏の裏は表になります。

もう一回ひっくり返って、裏になります。

もう一度ひっくり返すと、表になります。

しまいには、どっちでもいいやとなります。

それが「ワイルド・シングス」です。

いやー、ここまで来るとあっぱれです。

見ていて楽しいです。

制作側も、ここまでひっくり返すと何も考えていないと思われるのがいやなのか、ちゃんと筋道通っているんだよ、と舞台裏ならぬ、本編で隠していた部分を最後に一挙公開しているあたりは、そーかそーかと哀れみさえ感じてしまいます。

なのに、この映画は、わたくし気に入りました。

この前に見た「バウンド」のせいなのかもしれませんが、よかったです。

ネガティブなことが小さく見える位よかったです。

丁寧に作っているんですよね、以外と。

ストーリーの意外性よりも、ここのキャラクターの作りが気に入りました。

ビル・マーレーは、相変わらずいい味だしているし。

マット・ディロンも、そのまんまだし。

おねいちゃん二人は、まぁ、置いといて、男連中は、いい感じです。

ストーリーの方は、とっても優秀な学校の先生が、女生徒の策略にはまって、レイプ犯にさてしまうことが物語の発端です。

その後、二転三転と物語が進行していくんですが、今もってひとつだけ納得いかないところがあるんです。

なんでマット・ディロン扮する先生は、ビル・マーレー扮する弁護士さんの所へ仕事を頼みにいったんでしょう。

これって、結構重要なことだと思うんだよなぁ。

見てもらえば分かるけど、嘘をついて先生をはめようとしている女生徒の家は、とってもお金持ちで、警察だって恐れ入る名家なんで、だれもその家を相手にした犯人の弁護なんてやらないよ、という説明がちろっと出てくだけなんですよ。

で、登場するのがビル・マーレーの弁護士ですからね。これは、これで納得するんです。

こんな三流弁護士しか雇えないんだって。

でもね、それに至るまでの展開がナッシングなんですよ。

最後にあんな回想シーンみたいな言い訳のシーンを入れているくらいなら、この部分のつなぎをうまくやってほしかったな。

じゃないと最後のシーンが、全然生きてこない。

よって「ワイルドシングス」は、超B級映画に決定。

B級映画ファンには、たまらない映画になっております。

まじめに、スリリングな展開のサスペンス映画をお望みなら(B級のだよ)「バウンド」を薦め薦めちゃいますけどね。

もしかしたら一番のお気に入りは、デニス・リチャーズのおっぱいかもしれないなぁ。


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