いい映画というのは、言葉はいらない。
なんて、言ってみたいけど、言葉というコミュニケーションの手段があるから、人は生活できるわけで。
人間界なんて言うのもコミュニケーションをとる手段が存在するから生まれるです。
さて「ベルリン・天使の詩」ですが、コレは人間様の話ではなく天使様のお話です。
ついこの間悪魔の話をしたので、こんどは天使の話を書いとかなければいけないでしょ。
えっ? マンガのネタの話? そんな昔のことは忘れてしまいました。
ヴィム・ヴェンダースが描いた天使は、とってもさえないおじさんです。
天使が人間に恋をして人間になるお話。
天使の世界はモノクロで描かれ、人間の世界は総天然色カラーとなっております。
天使は、街にする人々を見ています。
観察していると言うよりも見ていると言った感じです。
彼は何をしていたとか、そんな話をしているシーンもあるんですが、やっぱりタダ見ているだけなのでしょう。
天使は、つぶれる寸前のサーカスにいるブランコ乗りの女性に恋をします。
結局、サーカスはつぶれるんですけどね。
天使は、恋をすることによって、相手にその想いを伝えたくなるのです。
もちろん好きな女性が困っているので助けてあげたいし助言してあげたいのです。
が、天使と人間には大きな隔たりがあったのです。
色つきと色なしの世界。
そんな、事ではありません。
コミュニケーションです。
一方通行の会話は、コミュニケーションとは言いません。
そうです。コミュニケーションで愛もはぐくまれますが、憎しみを芽生えさせることも可能なのです。
まぁ、映画ではそんなところまで語られませんが。
実際、この映画を見て何人の人が最後まで眠らずに見ていられるのでしょう。
ちなみに私は二回目に見たときは、やばかったです。
眠りそうになりました。
ハリウッド映画を見馴れている人には、ちとつらい映画です。
物語が進行しない。
そう感じた段階で、あなたは眠くなる、ねむくな〜る。
街で生活する人々。
天使は、ただ見ているだけ。
二つの世界が一つの画面で語れている。
会話する事のない世界。
この映画の評価は高いです。
みんながみんないいといいます。
私も好きです。
でも絶対に、みんなかみんな言いといわれる作品ではないと思います。
良いと言っている人の声が大きいのでしょう。
恋に落ちた天使の話が先行しているので見ている人は、とてもギャップを感じるはず。
感情移入が出来ない。
それは、見ている人とスクリーンに映し出されている世界の溝が大きいから。
ヴィム・ヴェンダースは観客とのコミュニケーションを取ろうとしていないのでしょう。
この映画が一般の人にうけないであろう理由の一つに絶対にあのサーカスの女性に要因があると思う。
私は惚れない。天使のおっさんは好きになるかもしれないが私は惚れない。
あえて美女を選ばなかったのだと思うけど、あれはいかんよ。
この映画は、まさに「あなたの天使度」チェックでしょう。
天使になりきって見られれば面白いし、天使としての素養があり、つまらないと思えばあなたの天使度は最低と言うことになるのです。
いい映画ですよ。
あの退屈とも思える時間を真剣に見ていられれば、ですけど。
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