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ひとりよがり出張版「バンカー・パレス・ホテル」-映画-
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『バンカー・パレス・ホテル』
―(洋画)―
原題:BUNKER PALACE HOTEL/製作年:1989/製作国:フランス/監督:エンキ・ビラル/製作:モーリス・ベルナール
脚本:エンキ・ビラル/撮影:フィリップ・ウェルト/音楽:フィリップ・エデルアルトー・ドゥヴォ
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、キャロル・ブーケ、ハンス・メイヤー、マリア・シュナイダー
シティ・ホテルではありません。
もちろんいかがわしいホテルでもありません。
では、どんなホテルかというと、コレがまた、あんた、すっごーーーいホテルです。
何しろこのホテル特別会員の方しか入れません。
それも特権階級の人しか入れないのです。
そして、驚くのはこのホテル地下にあるんですね。よって外観は、ありません。ホテルに入るのにも手順があって、ある場所にある列車に乗って運ばれるのです。その列車も一人一台の専用列車です。
特権階級の特別会員しか乗れない専用列車なのに、客室はトイレの個室並です。まさにプライベートルームです。
まぁ、そのプライベートルームがそのままエレベータになって地下にある「バンカー・パレス・ホテル」に行くことが出来るですけどね。
この「バンカー・パレス・ホテル」で働いている人も変わっています。どう変わっているかというと、人ではないのです。ロボットです。アンドロイドです。それも型が古くて少々いかれたアンドロイドです。
生きているのはお客と、カラスだけ。
インテリアは、白を基調としたモダンな作りで、ダンスホールに食堂、それにプールまでついています。
そんなすてきな「バンカー・パレス・ホテル」で、物語は語られていくのです。
「バンカー・パレス・ホテル」
エンキ・ビラルの作品です。
「
ティコ・ムーン
」より私は好きです。なぜかというとあのわけのわからなさがいいです。
「
ティコ・ムーン
」は一般大衆向けのエンタテインメントを意識して作られていて、コレはコレで好きです。しかし、「バンカー・パレス・ホテル」は、エンキ・ビラルの世界そのものです。
「
ティコ・ムーン
」を見て、エンキ・ビラルが好きになった方は見て下さい。
順番を間違えるとちょっと引いちゃうかもしれません。
「
ティコ・ムーン
」で、エンキ・ビラルの色の演出の話をしましたけど、こっちはもっと病的にこってます。
ここまで色を排除するのか、って言うくらい色がありません。ポイントで色は使ってますけど。
しかし、この映像の雰囲気は、とってもいいね。
話は変わるけど倉橋由美子の「スミヤキストQの冒険」を映画化する時はエンキ・ビラルに頼みたいね。
めちゃくちゃマッチすると思うんだよなぁ。
そうそう、「バンカー・パレス・ホテル」です。ストーリーの話は、相変わらずお約束通りお預けです。話しちゃうと、おもしろさ半減だからね。
演出なんてどうでもいいんだぁ。
やっぱり肝心なのは、ストーリーだろっ。
などと思っている方、正解です。
どんなに綺麗な画でも、中身がなければダメです。
ここで紹介しているのは、私が見ておもしろいと思ったからなので、私と感性が似ている方は、十分楽しんでいただけると思います。
似ていない方は、私のおもしろいと思ったのは、見ないようにして下さい。それだけで無駄なお金を使わないですみますから十分お得です。
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