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『ジャンヌ・ダルク』icon―(洋画)―
原題:THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC/製作年:1999/製作国:フランス/アメリカ/監督:リュック・ベッソン/製作:パトリス・ルドゥー
脚本:リュック・ベッソン/撮影:ティエリー・アルボガスト/編集:シルヴィ・ランドラ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ダスティン・ホフマン

リュック・ベッソン監督作品。

R指定の映画です。

中学生(15歳)以下は見ちゃ駄目な映画です。

エッチなんですかねぇ。

うふ。

なんて期待していると肩すかしを食らいます。

バイオレンスなんですねぇ。

なんだか久しぶりにベッソン節を見た気がします。

グラン・ブルー」以来ですなぁ。

何となく共通する部分もあるし。

日本人でもジャンヌ・ダルクを知らない人は、そんなに多くはないでしょう。

十代の少女がフランス軍を率いて英国軍を蹴散らす有名な話。

そして、最後は魔女として火あぶりになって死んでしまうと言うかわいそうな少女。

戦う聖女から魔女へと貶められていく過程は、なかなかよくできていました。

わたしは、歴史のことは良く知らないので、ジャンヌ・ダルクという女性の資料がどのくらい残っているのかも知りません。

だから史実との違いや脚色された部分でのことなどの嘘本当のことはよく分かりません。

わたしにとっては映画として面白かったかが重要なのです。他の皆様も同じでしょう。

お金を取ってエンタテインメントしている作品に対して「アレは事実とは違う」とかなんとか言うのは、ナンセンスな話です。

面白ければ、実はジャンヌ・ダルクはニューハーフだったでもいいし、宇宙人だったでもいいのです。

歴史の勉強は、他でやってくれ。

ということで。

ただその時代その歴史を知っていると言うことは、このような作品を見るにあたって決してマイナスにはなりません。

より深く楽しめることは間違いないでしょう。

さてさて、ベッソンのジャンヌ・ダルクは、自分の女(公開当時)を主役にしたくだらない映画だと思っていたのですが、いやー、けっこういい感じではまってますなぁ。

「フィフス・エレメント」のころよりもいい感じなんじゃない。

のどをからしながら必死に戦場を駆け回るシーンは、とってもよかったです。

人間ジャンヌ・ダルクを最後まで人間として描こうとした心意気は立派です。

今の時代では考えられない神との接点によって生まれる感覚のギャップを、リアルな戦のシーンを作り上げることによって、時代的なズレを認識させることに成功しているあたりが素晴らしいですなぁ。

「神様、神様」と作中で叫ばれたって、どーもピンとこない。

日本人なんてもっとピンとこない。

しかし、フランス人にとっては、とっても痛快な話なんでしょうなぁ。

フランスは神の国で神の意志により悪魔英国人の魔の手からフランスを救う。

いやー、神の国、日出国ニッポンと同じですなぁ。

イギリス人はつまらないんでしょうなぁ。元々仲の悪い国同士だし。

まぁ、えぇ。わたしは日本人だから関係ないねん。

宗教色が強くなる話を、何となくファンタジックにまとめ上げようとしているベッソン監督の手腕は、「グラン・ブルー」の頃から全然進歩していないけど、それがベッソン節になっているので全然OKです。

とっても面白かったですよベッソンさん。

今度は、もう少し上映時間の短い作品を作ってくるともっとうれしいです。



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