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『ミッション・トゥ・マーズ』icon―(洋画)―
原題:MISSION TO MARS/製作年:2000/製作国:アメリカ/監督:ブライアン・デ・パルマ/製作:トム・ジェイコブソン/脚本:ジム・トーマス
撮影:スティーヴン・H・ブラム/音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ゲイリー・シニーズ、ティム・ロビンス、ドン・チードル、コニー・ニールセン

火星探検のお話。

火星への有人探査が現実的になりつつある今、映画の内容としては、どこまでファンタジックにせまるのかなぁ、と思ってみてしまいました。

この映画のように中途半端な未来の話というのは、作るがわも実に大変そうだなぁと。

変に作ってしまうと、みょーに嘘っぽく見えるのよね。

でね、映画の話。

結構、物語はしっかり作られていると思うんですよ。
でもね、映画としての見せ場が、どーもピントがずれているような気がする。

だから、見ているとき以上に見終わった後に違和感が残るんだよなぁ。

プロローグ的な、アストロノーツ達のパーティのシーンは、いったいなんのために存在したのかが分からないほど中途半端だったし。

第一次探査対が火星に行くまでの話が端折られているのは、ちょっといただけなかったなぁ。

まぁ、なくてもそんなには気にならないからいいけど。

で、第一次調査隊を助けに行くお話が、あそこまで描いといて、火星着陸の話がないなんて、もったいない。

火星着陸の際もなにがしかのイベントは起こせるはずなのに。

だって、決して普通じゃない状態での火星着陸なんだからさ。

それから第一次調査隊が発見した火星の人面岩。

あの実在する人面岩を元にこの映画が作られたことが判明するシーンなんだけどね。

そーいえば、押井守先生の「ダロス」も月を舞台にしているとはいえ、あの火星の人面岩を元にしているような設定だったなぁ。

さてさて「ミッション・トゥ・マーズ」のお話。

はやすぎるでぇ〜、謎が解けるまでが。

それまで、あんなに一生懸命火星まで来たのにあっけなく謎が解けてしまうというのは、見ている方は哀しくなってしまう。

まぁ、謎が解けるまでが長くて、よくわけの分からない状態での謎解明よりは、とってもわかりやすい謎でそれはそれでとってもOKでした。

よくありがちの、謎は解けたの????みたいなラストエンディングよりは、ぜんぜんいいです。

話のもっていきかたは、とってもよかったので、変にシナリオをカットしないで、最後まで丁寧に時系列を追って物語を進めていけば、もっと良い映画になったのではないかと思うんですよね。

たとえば第一次調査隊を助けに行った宇宙船が、火星着陸間際に一波乱あるんですが、あのシーンだって地球にある宇宙ステーションのシーンをもっとうまく使えば、ブラインド効果もばっちしだったのに。

そしたら、着陸までの演出なんて必要ないし。

ありがちだけど、効果的な話の持って行き方というのはあると思うんですよね。

パターンをしっかりと踏襲してこそ、大どんでん返しは効果的なのです。

毎回、毎回、そればっかりだとくるくる回って結局は元の位置。肝心なところで誰も驚いてはくれないよ。

予算的には、B級に毛が生えた程度なのかもしれないけど、とっても丁寧によくできている映画でした。

この手の映画が好きなら見ても損はないな。



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