冨樫義博。
とがしよしひろ。
別名「逃亡作家」。
「幽遊白書」で人気絶好調の時に、逃げ出した作家。
気持ちはとっても分かります。
ジャンプは、人気のあるマンガは連載を止められないんですよ。
そして、どんなにすばらしい作品でも人気がなければ連載終了。
良い作品が必ずしも「売れる」とは限らないので、商売上仕方ないことです。
その代わり、連載時の人気投票が悪くてもコミックが売れているうちは連載が続くのです。
これは、とってもいいことです。
アンケートは、ごく一部の人たちの声なのです。
さてさて、レベルEの話でも。
このマンガのすごいところは、字が多い。
「こち亀」よりも字が多い。
たまに読み返すときなんかは、わたし絶対に読みません。
何を読まないかって、それは王子様の日記だったり、悪巧みの説明だったり、あれやこれやを読みません。
だってー、長いんだもん。
それが嫌だといっているわけではないんですが、やっぱり細かい字がたくさん並んでいると、つい、つい、飛ばしたくなります。
一度読んでるから内容はだいたい知っているし。
まだ冨樫氏の初期の作品なので、画のタッチが安定していません。
センスはいいです。
私的には、もっと線をスッキリとさせた方が、いい感じになると思うんですが、どーでしょうねぇ。
最近の「ハンター・ハンター」なんかは、ちょっと少年誌的になりすぎで、いまいち好みではありません。
かといって線の多い劇画もどーかと思います。
へんにスクリーントーンを使っていないのが、とっても好感触です。
そーそー、表紙のシリアスな雰囲気とは裏腹なコミカルテイストは、とっても良いです。
話の大筋は、わかりやすく言うと「MIB」みたいな感じです。
地球には宇宙人がいっぱい、という基本設定で物語が始まります。
「レベルE」は、SF好きの少年が書いたマンガです。
目新しいアイデアはありません。
でもキャラクターは、とっても生き生きしています。
とくに後半は、ノリノリで書いているのがとってもよくわかります。
基本的に短編集なんですが、そんな感じは稀薄です。
世界観がしっかりしているからなんでしょうね。
個人的に、一発目の話が一番好きなんです。
何が好きって、宇宙人の争わない理由がいい。
Xファイルのシーズンシックスにも、同じような理由を持つ宇宙人が出てくるんですよ。
その話もとってもいい話です。
理由を書きたいけど、まぁ、ネタバレに近い話になってしまうので止めときます。
「レベルE」は、ジャンプでなければ、もっといろいろな物語に出会えたかしれませんな。
つくづくジャンプはいい雑誌なのか悪い雑誌なのかわからんです。
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