山下和美著「天才柳沢教授の生活」です。
とってもおもしろいマンガです。
読んだことのない人もいっぱいいることでしょう。
主人公はタイトルにもなっている柳沢教授。
天才と○○は紙一重ということを実感できる人です。
何しろ、全てが理屈理論で行動している人ですから、交通ルールもきちっと守ります。
その守り方が半端じゃない。
それだけではありません。
夜は九時に寝る。
料理もグラム単位で料理の本に書いてあることを実践する。
かと思えば、一円でも安いあじの開きを探し回る。
全てにきっちりかっちりとしている。
普通、こんな人間がいたら嫌われる。
しかし、柳沢教授はそれが自然体であることでみんなに納得されてすかれてしまう。
そんな、日常的なショートストーリーで物語が進んでいくんですよ。
基本的にね。
で、このショートストーリーというところが、キモなわけです。
終わり方が、絶妙なんですよねぇ。
この後が知りたいっ! というところで物語が終わるんですよ。
全てではないですけどね。
簡単に想像できるんですよ、たぶんこんな感じになるということが。
それをあえて書かない。
そして、読んだ人のほとんどがそうなるであろうことを知っている。
だから、気持ちよくて、物足りなくて、渇望して、続きを読みたくなる。
実にすばらしい。
もう、基本的に全てがハッピーエンドです。
登場する全てのキャラクターが、とっても素敵です。
女性ならではの情景描写です。
このマンガが青年誌で連載されているから成功したんでしょう。
これが、女性誌だったらどうなってしまったか分かりません。
とっても魅力的なので、ぜひ読んで欲しいです。
できれば、今度「天才柳沢教授の事件簿」という、柳沢教授が事件に巻き込まれて解決するマンガを書いて欲しい。
絶対にはまり役だと思うんですよね。
ハマりすぎてておもしろくないかもしれないなぁ。
日常の事件は、いつも色々と解決しているからね。
特別読み切りみたいな感じで、とある山荘でおきた密室殺人事件を天才柳沢教授がいつもの調子で事件を調べていく。
それだけで楽しそうだよなぁ。
そんな物語いつかできないかなぁ。
できそうなんだけどなぁ。
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