「吉祥天女」です。
吉田秋生です。
私の中では、吉田秋生作品の中でナンバーワンです。
「バナナフィッシュ」も素晴らしい作品ですが、私は「吉祥天女」の方が好きです。
あとは、、、実は読んだことがなかったりして。
てへっ。
いやー、でもホント素晴らしいですよ。
まず、妖しいのがいいね。
それも、すごく特別な力を持っていそうで、いなさそうで、でも実は持っている。
みたいな、魑魅魍魎みたいなあやふやなところがいいですね。
なんのことかって?
それは、主役の女子高校生「叶小夜子」のこと。
絶世の美少女。
そこに美人がいると必ず事件が起きる。
事件が起きない美女は、実はたいしたことがない。
スキャンダルとは、また違った感じです。
まぁ、その定義が実にハマっているのがこの「吉祥天女」の叶小夜子なわけです。
転校してきた美少女、叶小夜子。
大地主の孫娘。
謎がいっぱいの人生。
そして、利権を巡っての策謀に巻き込まれる小夜子。
しかし、、、、。
もう、素晴らしいです。
女の業。
男の業。
内面に潜む「業」をこれほどドラマチックに描いた作品は、そうないと思うのですが。
まぁ、世の中全ての作品を読んでいないので、私の読んだ範囲の小さい世界のことだけどね。
それも、ちゃんとエンタテインメントとしておもしろく書けている。
「ベタ」の使い方もうまい。
表現手法の話になってしまうけど、同じ画で同じような顔なのにそれぞれのシーンでしっかりと、表情が出ている。
怒り、悲しみ、喜び、、、、。
それらの感情がしっかりと伝わってくる。
すごいマンガだ、ってはじめて読んだとき思いましたよ。
何度も書くけど、素晴らしいです。
何度読んでもおもしろいし。
読むたびに新しいことを見つけられる。
これは、まさに傑作。
べた褒めだね。
でも吉田秋生作品を読むきっかけにしてくれた作品でもあるんだよね。
これは、機会があったらといわずに、ぜひ本屋で見かけたら買って読んで欲しいです。
叶小夜子の生き様を。
残念なのは、叶小夜子の一生を知る術がないこと。
想像だけの世界になってしまったこと。
続きを描いて欲しいとも思うし、このままで終わりにして欲しいとも思う。
それほど、素晴らしい作品なのです。
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