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『はてしない物語』icon
著者:ミヒャエル・エンデ/作 上田真而子/訳 佐藤真理子/訳
岩波書店 (ISBN:4-00-110981-6)

さてさて、何から書きましょうかね。

とりあえず、主人公の名前は、すっかりからから忘れてしまいました。バスチアン・なんとか・かんとか、だったような気がします。

名前の頭文字がすべて「B」で始まるのだけは憶えています。B・B・Bということです。

この話、原作は知らなくても映画は知っていたり見たりしている人は多いんでないでしょうか。
「ネヴァーエンディングストーリー」です。私もしっかり見ました。

映画を見た方ならだいたいのストーリーは知っていると思います。ほとんど一緒ですから。途中までですけど。

この物語の主人公は、とっても不細工でふとっちょで根暗などーしようもない少年が主人公なんですよ。映画では、かわいい少年になっていたので、少々残念でした。

で、本の話。

この本は、中の本文が二色刷になっているのです。どーしてかと言うと、主人公のいる現実世界と本の世界とで色を使い分けているのです。

そして、本の装丁も作中の主人公が読んでいる本「はてしない物語」と同じようになっているのです。

でね、この本はとってもスリリングなんですよ。息もつかせぬ展開。

読んだことのある人は、そーだっけと思うかもしれませんが、よーするに先の読めない展開なんですよ。

そして、とってももの悲しい話なんです。

主人公のバスチアンは、本の中の世界の助けに答えて勇気を持って本の世界に入り込むのです。
映画では、ここまでで終了なんですよ。

そして、私がとっても気にくわないラストシーンになってしまうんですよ、映画って。いじめられっこが力を付けて今までいじめられていたいじめっ子に仕返しをして終わるんですよね。

どーなんでしょうね、このラスト。子供向けの映画なんだから、これはないよなぁ、という気になります。

でね、私「ネヴァーエンディングストーリー2」は見ていないので、小説の後半部分のストーリーを語っているのかどうか知りませんが、この後半部分がとってもくらいんですわ。

本の中の世界を救った主人公のバスチアンは、一躍英雄になるんですけど、今までいじめられて虐げられた少年には、たまらなく甘美な状況なんですね。

で、案の定バスチアンは天狗になってしまうのです。
ピノキオ並のお鼻を持った天狗さんに。

外の世界から来た少年の力はすごくて、思ったこと言ったことが、すべて現実になっていくのです。そして、一つ願いが叶うたびに少年の思い出が、記憶が一つ一つ消えていくのです。

そして、すべての思い出が消えたとき、少年は現実の世界に帰れなくなってしまうという、とっても怖い話なんですね。

ラストは、エンデの作品らしく綺麗にまとめ上げられています。

主人公が、どーやって現実世界に戻るのかは、ぜひ本を読んで確認して下さい。

文庫本しか基本的に買わない私が、高い金出して購入したほどですから、おもしろさは保証付です。

このあと、「モモ」を読んだんだよなぁ。


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