書く予定の物とは、変わってしまったが、むしょーに書きたくなった。
たまには、こんなこともある。
表題は、結構悩んだ。
「狼のバラード」にするか、どーしようか迷った。
結局は、同じなんだけどね。
で、今回のお題を一目見て、分かってしまった人は、少ないだろなぁ。
平井和正著「狼よ、故郷を見よ」である。
以前ここでも書いた「狼男だよ」の続編である。
アダルトウルフガイシリーズの第二弾である。
短編が二本入っていて、その一つが「狼よ、故郷を見よ」です。
で、今回、ネタにしたのは、久しぶりに本屋で売っているのを見たから。
いやー、いいよねぇ、やっぱり。
面白いのは、いつ読んでも面白いですよ。
以前、書いたときは、このシリーズが持つ中毒性について書いていたけど、再び自らジャンキーになるところでした。
本を手にとって、ぱらぱらと中を見ていたら、思いのほか時間がたっていました。
ぱらぱらじゃなかったんですね。気がついたら、しっかり読んでいました。
いやー、懐かしい。
でね、犬神明ことウルフくんは、相変わらずトラブルに巻き込まれているんですよ。
でね、今回は犬神くんの一族がいる犬神の里が舞台になるんですよ。
でね、その話に出てくる「たか」という女性がね、とってもいいんだ。
ネタバレになるから書きたくないんだけど、どーせ誰も読むわけないから書いちゃうけど、「たか」は人妻なのね。
でもね、いいんだなぁ、コレが。
人妻だからいいと言ってるんでないよ。誤解がないように。
平井和正が書く小説の登場人物(特に女性)は、とってもステキな人が多いです。
魅力的と書いた方がいいかも。
こんな風に生き生きとしたキャラクターを描けるのは、やっぱり才能なんでしょうねぇ。(言霊のことは置いといて)
「たか」は、とっても献身的です。情が深いのでしょう。
やっぱり名前に「たか」が、つく人に悪い人間はいないんですねぇ。
人のためにつくす。いやー、立派な人だ。「たかし」は。
でね、でね、でね、「たか」は、ウルフくんに惚れるんですよ。
でもね、でもね、「たか」は、死んでしまうのです。
それも、犬神様との約束を守って。
ここで、説明を少々入れとこう。「犬神」とは、もともと「やまがみ」とよばれ、「やまのかみさま」とあがめられていたのだ。その昔「大神(おおかみさま)」ともよばれていたりもしたのだ。
それが、朝廷に謀反をおこしたとかなんとかで、「大」に「テン」をつけて貶めたのです。それで「犬神」と呼ばれるようになったのです。まぁ、いろいろな説があるので、詳しくは、暇なときにでも。
で、「たか」が約束した「犬神様」とは、山の神様のことです。犬神も山の神様なんですけどね。この場合の「犬神」は、象徴としての神様です。
「犬神明を死なせないで欲しい」と「約束を守ったら代わりに私の命をあげる」と。
「たか」はいいねぇ、「たかし」は。
ここの話で、犬神明は「たか」のことを自分の妻と認めるのです。
生涯独身を掲げていたフリーのルポライター、一匹狼のウルフくんは、独身からさよならぁ、バツイチよこんにちは。ってなもんで、とってもかわいそうなのねん。
陽気なウルフくんも、今回は、結構つらかったみたいです。
いやー、また読み直そうかなぁ。
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