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『羊をめぐる冒険』icon
著者:村上春樹
講談社 (ISBN:4-06-183607-2)

相変わらず、頑固でわがままな主人公が出てくる村上春樹氏の小説です。

今のところ、村上春樹氏が書いた小説のベストスリーに入りますな。

ナンバーワンは「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」ですから。

ナンバーツーは、たぶん「ファミリーアフェア」でしょう。

長編で言うと、この「羊をめぐる冒険」かな。

「ノルウェーの森」や「ダンス・ダンス・ダンス」もいいけどね。

さてさて、この「羊をめぐる冒険」は、「鼠」三部作のラストを飾ります。

最後の作品だけあって、とっても哀しい物語です。

作者自身が、次のステップへ向かうための作品でもあったのでしょう。

始まりにけりを付けて、新しい物を作り出す。

創造と終演。

実際は、この続編「ダンス・ダンス・ダンス」がありますが、コレは時間的、登場人物的つながりはあっても、四部作として一つにまとめるものではないな、そんな気がする作品ですね。

その辺りは、また「ダンス・ダンス・ダンス」のお題の時にでも。

この物語、主人公の僕は「鼠」を探す旅に出ます。

タイトルそのまんまの行動パターンですね。

その過程で、いつものようにとってもかわった人たちに出会います。

その中でも「耳」がとってもステキな女性。「耳」のモデルをしている女性と知り合います。

この「耳モデル」は、電波少年の地球防衛軍のピンクの鼻のように「超能力」があるんですねぇ。
それほど魅力的で立派な耳なんですねぇ。

と、言うことは卓くんも超能力者かもしれませんねぇ。

しかし、わたしもずいぶん昔に読んだんで、内容の細かいところは忘れてしまったが「鼠」が鼠男ではなくて「羊男」になった理由って書いてあったのかなぁ。

なにをもって「羊」なんだろう。

シープと言う言葉に意味があるんだろうか?

イルカに鼠に羊。

何か意味がなさそうで、意味があるんだろうなぁ。

村上春樹氏は「言葉」に凄く意味を持たせている作家だと思うんですよ。

そのことに確信したのは、レイモンド・カーヴァーかなんかの、翻訳についてのコメントだかなんだかを読んだ時に「意訳はしない。そのままストレートに日本語にしている」なんてことを言っていたのを見て、ほぼ確信したのよね。

言葉が持つ本来の「意味」や「力」は、言葉本来の使い方をしなければ、発揮されないと言うこと。

なんか、小難しいかな?

まぁ、きにせんといて。

さてさて、「羊男」なる「鼠」は、死んでます。

あちゃー、書いちゃったよ。

でも「羊男」イコール「鼠」ということをばらしてしまっていたから、もー、どーでもいいや、って書いてしまいました。

まだ読んでいなくて読もうと思っていた人ごめんなさい。

まぁ、そのことを知っていても十分面白いから、許してね。

さてさて、この次は「ダンス・ダンス・ダンス」についても書こうかな。

ゴージャスなボディをもつ女性と、耳の綺麗な女の子の話。


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