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『すべてがFになる The perfect insider 』icon
著者:森博嗣
講談社 (ISBN:4-06-263924-6)

まえまえから読もうと思っていたんだけど、なんとなくきっかけがつかめなくて読んでいませんでした。

たまたま会社の人と話していたら、もってるから貸してあげる、と言われてかりて読んだんですよ。

いやー、面白かったです。

で、唐突ですが、思いっきりネタをばらします。

はっきり言って、犯人が誰だか分かるくらいのネタバレです。

なので、これから読もうと思っている人は、読まないように。

コレを読み終わって、面白そうだから読んでみよう、なんてことになりそうなら、私を信じてここから先を読まずにまずは「すべてがFになる」を読みましょう。

と、言うわけで本題。

本当に、面白かったです。

推理小説というのは、やっぱり本を読みながら犯人を推理するところが面白いわけで、推理小説を読み慣れている人だと、解答方法というのが、大体決まっているわけで、よーするに試験対策の方程式みたいなもので、この方程式にのっといても「やられた」と言うのが、やっぱり面白いわけで、中には「やっぱり」と思って解き明かされていく謎に納得していく面白さもあるわけです。

推理小説の王道は、やっぱり「密室殺人」です。

傑作、といわれている推理小説の大半が「密室殺人」をテーマにしています。

そして、やっぱりコレだけ数多くの密室殺人が行われていると、自ずとある一定の法則で犯人を割り出すことが出来るわけです。

簡単に言うと、消去法です。

もちろん、犯人探しだけが推理小説の面白さではありません。

「密室」トリックの謎も面白さの一つです。

さて、ながながと書きましたが、この小説は、私的には、ちと犯則気味です。

書き手側が故意に情報を隠蔽しているのです。

それも、すごーーく重要なところで。

まぁ、許容範囲ではあるし、答えとしても無理はないし、気にしなくてもいいのだけど、ちと、まぁ、「やられた」な、という感じです。

何しろ、この情報隠蔽によって、ぎりぎりまで犯人が決めうちできなかったのです。

よーするに、わたしがおばかであるために、逆恨みしているわけで、頭のいい人が読むと簡単に犯人が分かってしまうのだろうなぁ、と思うわけです。

でも、アレがなければ犯人の可能性として、とっても早い段階で分かっていたのに。

と、いうわけで、ナイフで刺された人間がヘリコプターで普通な会話しているのを読んで、あのときすでにナイフで刺されていた思う人は何人いるのでしょう。

だいたいあの密室だって、入ることが出来なければ、入っている人が犯人だろう。

はじめから二人いて、一人が殺して一人が出てくる。

そこまでは、消去法で分かるのです。

ただ、誰が二人目かはやっぱり分からず、最後の結論までいかなければならないのですが、方法論は分かるわけですよ。

私なんて、推理小説を読むときは、主人公まで犯人の可能性を探りますからね。

殺すことが出来る人。

ここから推理は始まるのです。

ぶつぶつ書いてますが、ホント面白いですよ。

早速、二巻を買って読んでいるくらいですから。

ちなみに「すべてがFになる」の答えを書いてしまいましょうか。

なんてね。

なんとか、必要最低限のネタバレですんだので、この辺で止めときます。

気が向いたら読んでみてください。

まぁ、ここまで読んだ人なら読み始めて、すぐに犯人が分かってしまって面白くないかもしれないけどね。


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