またまたまた森博嗣氏です。
「すべてがFになる」「冷たい密室と博士たち」「笑わない数学者」に続いて第四巻。
いいペースで紹介しているなぁ。
そろそろ飽きてきたかな。
私じゃなくて、読者の皆さんが。
大体わたしは月に一、二冊のペースでしか読まないんだよねぇ。
昔は、といっても高校生くらいまでの話だからおおおおおおおおおむかしだねほんと。
いやいや、だからね。中学高校といっぱい本を読んでいた頃は、二、三日に一冊。赤川次郎のような本は、一日で二、三冊のペースで読んでいたなぁ。
いやー、本の虫だったんだねぇ。
おっと、また脱線。
で、とりあえず「詩的私的ジャック」を読んでいて思ったこと。
この作家もしかしてレイモンド・チャンドラーが好きなのかな。と思ってしまいました。
アガサ・クリスティや赤川次郎は、推理小説をたんなる謎解きパズル小説をあまり好まず、読んで楽しい分かりやすい推理小説の入門編みたいなのを目指して書いていたり、いるのでしょう。たぶん。
で、森氏も色々な推理小説を読んでパズルとしての推理小説の面白さと物語の小説の面白さをなんとかうまく融合しようとしているのでしょうねえ。
探偵という職業が日本ではあまりというかなんというか、らしくない職業で、探偵役をどうするかというのは非常に頭を悩ます所だろうなあ。
で、この犀川&萌絵のコンビは、なかなかよく考えてあります。
まぁ、どうしたって不自然なところはあるんだけどね。
良いじゃないですか。
で、ハードボイルドな探偵なんですよ犀川先生は。
と、いうかこのS&Mコンビは、とってもハードボイルドな探偵です。
そーいえば、本にもS&Mコンビってかいてあったね。
この前、初めて気がついた。
おっと、また脱線。
ハードボイルドとは、かたいゆで卵のことです。
キザな台詞や、ストイックなスタイルがハードボイルドではありません。
と、私は思っています。
だいたいフリップ・マーロウは、よく喋る。よく殴られる。
おっと、フリップくんの話は、また今度紹介しよう。
今回は「詩的私的ジャック」の話。
コレは、ある意味推理小説のパロディですね。
推理小説の存在自体を逆手に取った物語。
なんで密室にしなくてはいけないのか。
いいねぇ。
私が初めて読んだ密室モノの推理小説は、たぶんディクスン・カーの「三つの棺桶」だったようなきがする。
タイトルあってたかな?
コレを読んだとき、たしか新雪で覆われた見晴らしのいい場所で、人が一人殺されたんです。
雪には、死んだ人の足跡だけ。正面からナイフひと突きでころされている。
争った跡なし。
で、コレを読んだとき、推理小説(密室)って、先に密室をつくってそれをどうやって解決するか考えてるんだ、と思ったんです。
いってること分かったかな?
まぁ、えぇ。分からなくても。話の本筋じゃないから。
と、言うことで「詩的私的ジャック」の話。
三つの密室が出てきます。
萌絵ちゃんまたまた危機一髪。
それにしても、このシリーズ一番インパクトあったのは一巻になっている「すべてがFになる」の真賀田博士(漢字コレで良かったのかな?)だよなぁ。
私が作家ならアノ博士をもう一度登場させるよなぁ。
あのとき思ったのは、なんで超天才が犀川先生を指名したのかピンとこなかったのですが、読み進めるうちになるほどと思ったわけです。
今回の「詩的私的ジャック」にも犀川先生がとっても優秀だということが書いてあります。
一巻の解説に作品の執筆年代が書いてあって、ちゃんとおぼえていないのですが「すべてがFになる」は、結構あとに書かれているのですよ。
で、いま第五巻の「封印再度」を読んでいるのですが「すべてがFになる」は、この作品の後に書かれたのかな、と思っているのです。
いやー、一巻が手元にないので確かめられないのですよ。
でも、前後の違いくらいはあってもそんなに大きくはずれていないと思うな。
物語の展開がしっくりくるんだよね。
萌絵の学年とか細かいところは書き直されているみたいですが、物語の状況がそんな感じなのです。
だからといって執筆順に刊行してほしかったとは思いません。
やっぱあの「すべてがFになる」のマガタ博士はインパクトあったもんなぁ。
おっと今回は「詩的私的ジャック」でしたね。
まぁ、良い感じです。
シリーズを通して読んでくれば、なんの問題もなく楽しめます。
今回のひとりよがり探偵は、半分当たって半分はずれました。
まぁ、こんなモンでしょう。
ちょっと犯人が登場して捕まるまでが早かったよ。
犯人が登場してから(萌絵ちゃん襲われる所)犯人が分かったよ。
しくしく。
もっと前にヒントが出ていたのに気づかなかったのよ、しくしく。
さぁ、あなたは犯人が誰だか分かるかな。
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